映画「花と雨」

Flowers and Rain

<SEEDA>伝説のアルバムからインスパイアされた 儚くも、激しく美しいリアルユースムービー

日本のHIPHOP黎明期から今に至るまで、独自の感性でその最先端を走り続けてきたアーティスト・SEEDAが2006年に発表し、多くのアーティストに影響を与えた伝説的アルバム「花と雨」を映画化。
本作をP.I.C.S.にて企画・制作しました。

彼の自伝的なエピソードが色濃く反映された同アルバムに、新進気鋭の映像作家・土屋貴史がその魂に共鳴。圧倒的な映像美をもって映像化を果たしました。

主演には次世代の演技派として日本映画界の注目を集める笠松将を抜擢。
監督はPerfume、水曜日のカンパネラを始めBjörkなどのミュージッククリップを手掛ける、映像ディレクター・土屋貴史。
抒情的な映像美、独特のリズム、大胆なカメラワークは新しい映画作家の誕生を感じさせ、第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 正式出品作品にも選出されました。

STORY:
幼少期、ロンドンで育った主人公の吉田。
閉塞的で、村社会的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。
なんでも器用にこなすタイプだった吉田は、そんな状況に向き合えず、同級生や現実に冷めた態度で、日々を送る。
そんな中、学校から距離を置くようになって出会ったのが“HIP-HOP”。
吉田にとって、日本で初めて自分が表現できる場所・仲間との出会いだった。

身も心も“HIP-HOP”にのめり込んでいく吉田はラッパーとして、いつか海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸に練習や活動を、一方ストリートでは、ドラッグディールで実績と自信をつけていった。
しかし、そんなに簡単にはうまくいかず、ラップバトルで再会する同級生には負け、チャンスだと思った機会は裏切られる。
初めて自分の居場所だと思えたからこそ、またしてもその現実を受け入れられなかった。
そしていつの間にか吉田は単なるディーラーとなっていた。

当然、夢に邁進する姉の麻里とも距離を取るようになり、いつまでもうまくいかない現実から逃げる吉田は、仲間の逮捕、そして、自分自身も逮捕されるはめに。
そしてその先に待っていたのは、最愛の姉との別れだった。
原因は自分の売った薬の過剰摂取。

これが、自分のやりたかったことなのか?

吉田はラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えるべく立ち上がる。

CAST:
笠松将
大西礼芳 岡本智礼 中村織央 光根恭平
花沢将人 MAX サンディー海 木村圭作
紗羅マリー 西原誠吾 飯田基祐
つみきみほ 松尾貴史 高岡蒼佑

STAFF:
監督:土屋貴史 原案:SEEDA・吉田理美
脚本:堀江貴大・土屋貴史 音楽プロデューサー:SEEDA・CALUMECS
製作:藤田晋・中祖眞一郎 エグゼクティブプロデューサー:藤田晋・SEEDA
プロデューサー:松竹奈央・平賀大介 撮影:田嶌誠 照明:前川賀世子 美術:中村三五 録音:山本タカアキ
スタイリスト:臼井崇 ヘアメイク:Haruka Tazaki キャスティング:東平七奈 VFX:水野正毅 編集:前田径成・土屋貴史
カラリスト:石山将弘 音響効果:勝亦さくら 助監督:川松尚良 制作担当:大川裕紀 アシスタントプロデューサー:篠﨑めぐみ

制作プロダクション: P.I.C.S. 配給:ファントム・フィルム
©2019「花と雨」製作委員会 2019年|日本映画|シネマスコープ|5.1ch|114分|


Release
January 2020
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Services
映画映画

Credit
  • Director :土屋貴史
  • The Original :SEEDA + 吉田理美
  • Screenwriting :堀江貴大 + 土屋貴史
  • Music Producer :SEEDA + CALUMECS
  • Execucutive Producer :藤田晋 + 中祖眞一郎
  • Producer :松竹奈央 + 平賀大介
  • Production :P.I.C.S.
  • Domestic Distribution :ファントム・フィルム
  • Main Cast :笠松将 / 大西礼芳
Awards
  • 2019 第32回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門正式出品