新たな才能の発掘と、グローバルな舞台で日本の映像表現の可能性を追求することを目的とした、IMAGICA GROUP オリジナル映画製作プロジェクト第2弾作品が、P.I.C.S.プロデュース・制作/監督・脚本 関友太郎による『OUR SON』に決定。第79回カンヌ国際映画祭会期中の記者発表会にて世界発表されました。
2025年に立ち上げられた「IMAGICA GROUPオリジナル映画製作プロジェクト」では、IMAGICA GROUPグループ内から国際映画祭への出品および受賞を視野に入れた映画企画を募集し、毎年1本作品を選定して製作。これを5年間に渡り継続することで才能あるクリエイターの発掘・育成を図ると共にIMAGICA GROUPとしての創造力と表現力を世界に向けて発信していくというものです。
IMAGICA GROUP 代表取締役社長 社長執行役員 グループCEO 長瀬俊二郎、そしてプロジェクト第2弾の審査員を務めた石川慶監督、市⼭尚三氏、坂野ゆか氏ととも、関とハンが登壇した記者発表会レポートが公開中です。
ぜひ今後の続報にも、ご期待ください。
◼︎IMAGICA GROUP プレスリリース – オリジナル映画製作プロジェクト第2弾作品は株式会社ピクスがプロデュース・制作。監督・脚本 関友太郎による『OUR SON』に決定!《カンヌ記者発表会レポート》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000455.000037973.html
【『OUR SON』作品概要】
監督・脚本:関友太郎 (P.I.C.S.)
プロデューサー:ハンサングン (P.I.C.S.)
〜作品内容〜
水質研究者である妻・葉子と、歯科医の夫・岳。一見、平穏な生活を送る二人だったが、その裏側には「子どもができない」という深い溝が横たわっていた。
葉子は、開業歯科医の家系である岳の実家から無言の圧力をかけられる。お願いしても、夫は男性不妊の検査を受けてくれない。そこで葉子は、男性不妊の夫婦やシングルマザーが夫以外の第三者から精子提供を受けて人工授精を行う生殖技術、AID(非配偶間人工授精)を用いて妊娠を目指すことを決める。
夫に隠してAIDを行おうと、医療機関を通さずにSNSを用いた個人間の取り引きで精子提供者を探す葉子。高学歴で夫に似たスペックの提供者を探し、ショッピングモールのトイレや漫画喫茶で、見知らぬ男から提供されたものを自分の体内に注入する。時には相手の説得に負けて直接行為に及ぶこともあった。
そんなある日、理想の条件を備えた男、室橋と出会い、葉子はついに子を授かる。ところがその後、衝撃の事実が発覚する。室橋の経歴は全て嘘で、彼は妻子ある外国籍の男だったのだ。望んだはずの我が子が、突如として自分の腹に宿る「冷たい泥」のような異物に感じるようになってしまう葉子。そこから彼女の精神は破綻し始める。
そして、夫の岳が愛情を注ぎ込んで育児をする最中、葉子は一線を越えた行動に出てしまう。
〝ある過ち〟を犯した後、葉子は岳のあまりに深い「父性」の正体を問い直す。
「なぜ、自分を憎まないのか」という妻の問いに対し、岳が答えた言葉とは-。
結婚相手ではなく精子提供者を選ぶということ。そしてその結果生まれてきた子どもの運命。〝これまでの出産〟と同じことと違うこと。新たな技術(=AID)と人間が初めて対峙する際に生じる、未経験の感情に迫る物語。
◼︎P.I.C.S.
・関友太郎 (映画監督・映像作家)
https://www.pics.tokyo/member/yutaro-seki/
<プロフィール>
1987年神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院映像研究科を卒業後、NHKドラマ番組部を経て、監督集団「5月」の映画・ドラマ作品の監督を務める。2026年よりP.I.C.S.所属。
2014年、共同監督を務めた初作品『八芳園』をカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門へと送り込む快挙を成し遂げ、2018年『どちらを』にて、再びカンヌ国際映画祭短編コンペティション部門で正式招待を受けた。
2022年、初の長編映画『宮松と山下』がサンセバスチャン国際映画祭 New Dirctors部門に正式招待。2025年、連続ドラマW『災』で民放連盟賞優秀賞受賞。長編2作目となる『災 劇場版』がサンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門、釜山国際映画祭に正式招待された。
・ハンサングン (プロデューサー/クリエイティブディレクター)
https://www.pics.tokyo/member/sangkeun-han/
<プロフィール>
2011年P.I.C.S.入社後、アートディレクター/プランナーの経験を生かしTVCMやコンテンツ開発を中心に企画・プロデュース。
2014年初めて挑戦したShort Film『B級文化遺産』でFlorida Film Festival 最優秀短編外国語映画観客賞。2020年から2026年現在まで続いているNHK特集ドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズではギャラクシー賞テレビ部門2021年1月度月間賞を受賞。2023年 映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が公開、第55回 照明技術賞受賞。2025年は映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が公開。2026年公開した映画『ソニックビート』は「ファンタジア国際映画祭」の「Fragments d’Asie 2025」部門に正式出品された。